ONLINE STORE

03.Mar.2023

2023 Spring&Summer Inspiration

 

 

” MIXING FORM “

 

 

23SSのInspirationとなったのは、シチリア生まれのイタリア人女性アーティストCarla Accaedi.

 

Carla Accardi : Biography

Born in Sicily, artist Carla Accardi (1924-2014) lived and worked in Rome. 
Accardi’s groundbreaking exploration of the physicality of materials and the boundaries of space in her seminal sicofoil 
works – enamel painted on transparent plastic wrapped around stretcher bars – played a vital role in the Italian Post-War avant-garde. 
Together with her husband Antonio Sanfilippo and other artists such as Giulio Turcato, Piero Dorazio and Pietro Consagra, she formed the Marxist-inspired Gruppo “Forma 1. 
In 1970, she co-founded the Rivolta Femminile group with fellow feminist activists Carla Lonzi and Elvira Banotti. 
Since her first solo exhibition in 1950, Accardi’s work has been featured in numerous solo shows worldwide, as well as multiple presentations at the Venice Biennale.
 
シチリア生まれのアーティスト、カルラ・アッカルディ (1924-2014) は、ローマで活動しました。
アカルディの独創的なシコフォイル作品(ストレッチャーバーに巻き付けられた透明なプラスチックにエナメルを塗ったもの)における素材の物理性と空間の境界の画期的な探求は、戦後のイタリアの前衛アートで重要な役割を果たしました。
夫のアントニオ・サンフィリッポや、ジュリオ・トゥルカート、ピエロ・ドラツィオ、ピエトロ・コンサグラなどの他のアーティストとともに、彼女はマルクス主義に影響を受けたグループ “フォーマ 1“ を結成しました。
1970年には、彼女は仲間のフェミニスト活動家であるカーラ ロンツィとエルビラ バノッティと共にリヴォルタ フェミニレ グループを共同設立しました。
1950年の最初の個展以来、アカルディの作品は、世界中の数多くの個展や、ベネチア ビエンナーレでの複数のプレゼンテーションで取り上げられています。


Wikipedia: Carla Accardi

 


WORKS

Top Left: Rotoli (1966-1972)

Top Right: Bianco(1969)

Bottom Left: Grande capriccio viola (1988)

Bottom Right :Carla Accardi in her studio in Roma(1983)

 

 

 

Designer’s  comment

 

人間として、女性として周囲の環境との関係性や流動性のようなものを表現したCarla Accardiの作品。

人間がコミュニケーションを取るための手段である”文字”をフォルムとして捉え直した作品や、見えない空間性を表現したとされるプラスチックを使ったシコフォイル作品など、彼女の作品には強いメッセージ性を込めながら”絵画”の新しい価値を探る実験的なものが多い。

流れるような大胆な筆使いや彼女が新たに生み出したフォルムや素材使いはもちろん、シチリア、トラパニにルーツを持つ彼女ならでは色彩感は、独特の空気を纏っていて、直感的に私は魅了された。

モノクロームと大胆な色使いのコントラストは、シチリアを旅したときに感じた強い光と濃い影、底抜けの明るさと微睡を思い起こさせる。

フェミニスト運動家でもあった彼女の女性ならではの視点で捉えた空間性や関係性の表現の仕方も自由で大胆かつチャーミング。

そんな彼女の作品にインスパイアされて、制作されたオリジナル素材やプリント、美しいパターンフォルムで彼女の自由でエレガントな空気感を表現したコレクションに仕上げました。

 

 


 

Original Fabric  “VENTO“

彼女が繰り返し描いた流れるような流線を重ね合い、新たな色をつけてプリントにおこしています。

生地自体も凹凸感のあるチェック柄のドビー素材をオリジナルで作成。透け感のある軽やかなムードに仕上げています。

Gather long skirt   

STYLE NO: A2531FS231   ¥52,800

 

Standcollar gather blouse   

STYLE NO:A2531FB211 ¥50,600

 

 

Original Fabric  “ON DE MARE

Carla Accardiの切り絵のようなアート作品からインスパイアされたパターン。キャンパスに描いたような雰囲気にする為、リネンのナチュラルカラーをベースに使用。

ナチュラルになり過ぎないように適度なハリ感のある素材を選定しています。

Linen cotton print long skirt

STYLE NO:A2531FS220  ¥47,300

 

Linen cotton print blouse

STYLE NO:A2531FB219  ¥39,600

 

 

Original Fabric  “CARLA“

Carla Accardi自身が着ていたサマードレスの柄の雰囲気、彼女が文字を解釈し直して描いた幾何模様のようなパターンをミックスしてオリジナルパターンを作成。パネル状にプリントして生地を作成しています。

ドレープ感のあるレーヨンの質感はヴィンテージサマードレスのような雰囲気。パープルの効いたカラーリングも大人なムードに仕上がってます。

Geometoric pattern one-peace

STYLE NO:A2531FA225  ¥53,900

 

 

Original Fabric  “Gara“

フランスの蚤の市で見つけた20年代のフランスの刺繍ブラウスの刺繍柄をアレンジして北陸産地でオリジナル刺繍生地を作成。

レース部分にはフランス、リヨンで作られるMaison HURELのハイクオリティなレースを使用。

HURELはCHANELやDoir など数々のメゾンと協業して、由緒ある伝統とシックで洗練された美学を融合させたレースやシルク素材を開発している老舗メーカー。

美しいコード入りの繊細なレースとオーガンジーの刺繍素材の組み合わせがランジェリーライクなムードを纏います。

French lace skirt

STYLE NO:A2531FS217   ¥71,500

 

 

 

Special Fabric  “LimpidaTweed“

イタリア、ビエラ地区で生産されるTessilfantasy社のツィード。CHANELをはじめとするメゾンで使用される、常に新しさを追求する他にはない高品質な素材を生み出しているメーカーです。

今回のインスピレーションになったCarla Accardiの作品に繰り返し登場するような透明なビニール素材。

その質感のような透明の特殊な糸を伝統的なツィードに織り込んだ素材を別注しました。他にはないハイブリッドなツィードに仕上がっています。

質感を活かすために1つ1つハンドカット。縫製されたフリンジ仕上げをふんだんに施したアイテムはVintageになりうる贅沢な仕上がりになっています。

Limpida tweed jacket

STYLE NO:A2531FJ204  ¥140,800

 

Limpidatweed skirt

STYLE NO:A2531FS206      ¥88,000

 


 

CURRENTAGE ONLINE STORE